3期目への挑戦にあたって

議員として2期8年の任期が満了しました。
 1期目が満了した4年前には、2期目への挑戦にあたり、みなさまへの感謝とともにさらなる精進をお約束しました。そのお約束を果たすべく、2期目の4年間は、日々寄せられる区の諸課題への取り組みや各地の視察、勉強会のほか、現在は母校である明治大学の公共政策大学院ガバナンス研究科にてガバナンス研究を行っています。特に社会保障問題や政策履行に当たるステークホルダー(利害関係者)との合意形成について積極的に研究し、議員活動に役立てています。
 3期目こそ、積み重ねてきた学びの成果、また議員としての実務経験を活かし、区民のみなさまに貢献すべき時だと考えています。
 佐藤豪一の持ち味は“熱い情熱と行動力”です。みなさまの声を区政に届け、スピーディに行動する。「文京区に住みたい」「ずっとここで暮らしたい」と思っていただける、魅力的なまちづくりに全力を尽くしてまいります。
引き続きのご支援を何卒よろしくお願いいたします。

区議を志すきっかけとなった「まちづくり」への思い

「おはようございます。佐藤ごういちです。行ってらっしゃい!」今から4年前、平成27年1月1日から選挙投票日前日の4月25日まで、まずは顔と名前を覚えていただけるよう、一日も休まず朝の駅前に立ち続けたことが、議員を目指す活動のはじまりとなりました。議員になる前、私は東京都宅建本部の不動産相談委員として、不動産に関する近隣トラブル、一般の方と不動産業者との取引をめぐるトラブル、また不動産業者同士のトラブルの相談を受け、不動産業協会顧問弁護士事務所のアドバイスのもと、紛争解決等の仲裁をしてきました。また、文京区の不動産相談委員としては約6年、区民の皆さまのお役に立てるよう努めてまいりました。そんな中、2012年か2013年のことだったと思いますが、文京区に新しい都市計画案が浮上しました。計画を確認すると、皆さまの大切な不動産資産(財産)を脅かすような内容が含まれていました。そこで、文京区都市計画部が主催する説明会に、宅地建物取引業協会文京区支部をあげて参加し、懸念される条例を指摘し、この条例に反対する区民の署名を1800名分集め、区長あてに提出しました。その甲斐あって、私たちの意見のいくつかは取り入れられましたが、問題を残したまま「絶対高さ制限を定める高度地区の指定」が決定されてしまいました。決定までの行政との交渉のなかで、私は不動産業界が推薦している議員に相談したり、区議会すべての会派に理解を求める説明にもうかがいましたが、この条例は全会派一致で採択されました。その際、同業者や建設業界の仲間から、「区議には、不動産の専門知識を持った人材が必要だ」「ぜひ区議として行政にしっかり意見を伝える立場になってほしい」と背中を押されたのです。文京区は11.2平方キロメートルという地方自治体としてはたいへん狭い土地のなかに、町おこしの起爆剤となる史跡やランドマークが多くありますが、有効活用できているとは言えません。また高級住宅地では、相続のたびに土地が必要以上に小さく分筆され、町並みは崩れていく一方です。そこで私は、まちづくりにしっかりと意見を言える議員になりたいと思い、立候補を決意したのです。

得意分野だけでは足りない。マルチな議員を目指して。

議員になってからは、建設委員会委員としてさまざまな議案・請願・意見書案や行政の報告事項について協議してきましたが、“一人の議員にできることには限りがある”ということを、すぐに実感することとなりました。ご承知の通り、地方自治体は議会(議員34名)と行政の「二元制」で成り立っています。たとえば一人の議員が建設的な提案をしても、他の33名が反対すれば意見は通りません。行政の政策にたいして、区民の皆さまの要望を反映させるためには、一人でも多くの議員に賛同していただき、過半数、理想をいえば全会派一致で採択されることが必要なのです。そのためには、私自身が議員として信頼を獲得できるよう人格を高め、得意分野である建設委員会だけでなく、子育てや教育、福祉などの政策・事業、区民サービスなど奥の深い行政について勉強する必要性を痛感しました。その思いから、4年間の任期のうち、後半は厚生委員会の委員をつとめました(副委員長)。文京区の常任委員会は大きく分けて「総務区民委員会」「厚生委員会」「文教委員会」「建設委員会」の4つがあり、任期は2年間と決まっています。つまり4年間の任期中には、2つの常任委員会にしか所属できません。まだ経験していない総務区民委員会、文教委員会については、再当選を果たすことができればぜひ所属して学びの努力を重ね、皆さまのお役に立てるマルチな議員になりたいと考えております。

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